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五環生活の最近のトピック

No.156の記事

「カフェ事業部「着地型旅行推進フォーラムin湖東 みんなで創りあげるあたらしい彦根ツーリズムの可能性」を開催!」
      五環カフェ 2007年01月28日(日)03:07

 NPO法人五環生活カフェ事業部は、2007年1月21日午後1時から、彦根市民会館において、(有)地域観光プロデュースセンターとの共同主催による、「着地型旅行推進フォーラムin湖東 みんなで創りあげるあたらしい彦根ツーリズムの可能性」を開催しました。



 彦根市では、2007年3月から始まる「国宝・彦根城築城400年祭」を契機として、五環生活のベロタクシー運行をはじめ、「彦根を盛り上げ隊」による彦根城お濠での屋形船運行計画など、市民を中心にした新しいツーリズムの動きが芽生えています。このフォーラムは、既に奈良においてさまざまな仕掛けをされている「環境計画はぐるまねっと」理事長の宇野幸徳さんをお迎えし、そのお話を聞きつつ、彦根を中心とするあたらしいツーリズムの可能性について共に考えてみようというものでした。

 まず、宇野幸徳さんによる基調講演「ベロタクシーからみる奈良発コミュニティ・ビジネス」が行われました。宇野さんは、奈良ではベロタクシー運行事業が、自治体や交通システムがまかないきれない部分を補っていること、とくに情報システムを主とする事業体とリンクして展開していること、さらに今後のコミュニティビジネスにおいて、行政依存からの脱却や、地域プロデューサーの創出、次世代育成活動が必要であることなどを語られました。

 続いて、彦根市内で活動をしておられる岡村博之さん(国宝・彦根城築城400年祭実行委員会市民文化創造部会長)、小島誠司さん(彦根を盛り上げ隊 小江戸彦根実感劇団)、そして、竹内洋行さん(ひこね自転車生活をすすめる会代表/NPO法人五環生活副代表理事)を交えたトークセッションが行われました。
 小島誠司さんは、小島さんらが計画中の"屋形船"と五環生活の"ベロタクシー"が連携することで、彦根観光の導線が変わり、彦根城だけで終わっていた観光客を四番町スクエア等に導けるのではないかという期待を語られました。さらに宇野さんが「90分しか観光バスが滞在しない彦根を、滞在200分にできるようなソフト作り」や「市外での情報発信」の必要性を力説されると、これを受けて、パネリストさんからは「朝6時半の彦根城」や「堀の下から見上げる彦根城」の魅力、さらに会場からも「店でものを買ったらベロ乗車クーポン券を渡すなどといった仕組みはどうか」「彦根市街地以外の人も巻き込める仕掛けがいる」などといった熱い意見が飛び交いました。

 このフォーラムはカフェ事業部の第1回目となる事業でした。準備に戸惑い多少どたばたしてしまったところもありましたが、終わってみれば、23名もの方に参加していただけたこと、マスコミの取材もあったこと、そしてなによりも、スピーカーの方々のそれぞれに個性あふれる楽しく興味深いお話に、参加者の方々がうなずいたり笑ったりと満足されている様子が伺えたことは、主催した我々にとってはとても嬉しいことでした。

 次回のフォーラム開催は、2月18日(日)を予定しています。詳細が決まり次第お知らせいたします。請う期待!

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