「「まっくらcafe MOKU 葉月」開催の報告」
五環カフェ 2007年09月04日(火)14:51
8月31日に「まっくらcafe MOKU 葉月」を開催しました。
まっくらcafeでは、日常失われつつある五感を研ぎ澄まし、生きていることの実感や楽しさを感覚から取り戻すまっくら体験をする「場」と「時間」をご提供しています。
*葉月のまっくら体験は『まっくらごはん』と『まっくらしゅうじ』でした*
■『まっくらごはん』では、「大豆」をテーマに、「豆腐(国産と外国産大豆)」、納豆、投入スープ、麻婆豆腐をいったメニューをご用意しました。
暗闇の中ということで、普段よりもじっくりと噛み、味わって食べることができたという意見や、普段は好んで食べないものを美味しく食べることができた、という意見がありました。
このことからも、視覚(もしくは暗闇)が食事に与えている影響は大きいといえます。
■『まっくらしゅうじ』では、暗闇の中で「習字(しゅうじ)」をしてもらいました。
ただ、紙に書くだけではなく、まず、筆を硯を手探りで探し、次に墨につけ、そして、半紙の大きさを手で確認して、書き始める、という流れです。
目が見えていると、当たり前のように紙に書くことができますが、見えないだけで、まず、紙がどこにあり、またどこまであるのかを確認しなければなりません。そうした体験を新鮮に感じてもらえたようです。
次回のまっくらcafeは、10月下旬に開催を予定しています。
メニューのテーマは「秋の旬」です。
詳細は追って、webサイトで告知いたします。
限定先着10名の体験になりますので、ご興味を持っていただいた方は、お見逃しなく☆
≪まっくらcafe 参加者の声≫
・私は味にはうるさい方だと自分では思っていたが、スープの中に入っているものが私の嫌いなものばかりなのに、おいしいといって食べてました・・・味覚を使わず先入観で食べていたのでしょう。よい経験でした。
・普段、何気なくしている、食べるという行為ですが、目を隠すだけで、こんなに感じ方が変わることに驚きました。楽しい発見ができました。
・特に聴覚が敏感になった気がした。不思議な時間。大事なことに気づく時間。まっくらでなくても、五感を大事にしたいです。